

令和4年 自己評価結果
自己評価結果表【タイプB】(児童養護施設)
令和2年 第三者評価結果報告
令和2年 第三者評価結果の公表事項(児童養護施設)
2019年 自己評価結果
自己評価結果表(児童養護施設)
平成29年 第三者評価結果
平成29年 第三者評価結果の公表事項(児童養護施設)
1) 第三者評価機関名
社会福祉法人 宮城県社会福祉協議会
2) 評価調査者研修修了番号
SK15013
S15086
3) 施設名称
名称:仙台天使園
施設長名:土倉 相
定員:80名
所在地(都道府県):宮城県
TEL:022-281-5181
URL:http://www.tensien.com/
【施設の概要】
開設年月日: 1933/4/1
経営法人・設置主体(法人名等):社会福祉法人ロザリオの聖母会
職員数 常勤職員 : 35名
職員数 非常勤職員 : 12名
専門職員の名称(ア): 児童指導員
上記専門職員の人数:17名
専門職員の名称(イ): 保育士
上記専門職員の人数:12名
専門職員の名称(ウ): 栄養士
上記専門職員の人数: 1名
専門職員の名称(エ): 調理員
上記専門職員の人数: 4名
専門職員の名称(オ): 看護師
上記専門職員の人数: 1名
専門職員の名称(カ): 心理担当職員
上記専門職員の人数: 2名
施設設備の概要(ア)居室数: 6ユニット(1人部屋18か所、2人部屋10か所、3人部屋4か所)
施設設備の概要(イ)設備等: 親子訓練室
施設設備の概要(ウ): 地域交流ホール
施設設備の概要(エ): 地域小規模児童養護施設「さくら」
4) 理念・基本方針
<基本理念>
1 児童の最善の利益を追求する
2 子ども自身の意見表明権を尊重する
3 児童の人権と命の尊厳の尊重
4 職員から「愛されている」ことを子ども自身、実感出来る養護を形成する
<養護基本方針>
キリスト教的世界観、人間観を土台として、次のような子どもを育てる
・祈り、感謝することのできる子ども
・明るく美しい心を持った子ども
・自主的に責任を持って行動できる子ども
・困難にくじけず、正しく生きる強い子ども
5) 施設の特徴的な取組
施設には、4年前から寄付金を子どもの自立資金として給付する独自の「自立支援金」制度があり、退所後の子ども達の生活支援に充てています。
6) 第三者評価の受審状況
評価実施期間(ア)契約日(開始日): 2017/7/1
評価実施期間(イ)評価結果確定日: 2018/1/29
受審回数 : 1回
前回の受審時期 : 平成26年度
7) 総評
【評価が高い点】
◇子ども達の地域交流を大切にしています
施設では、サッカー・バレーなどのスポーツ少年団への加入や夏祭りへの参加など、子どもと地域との交流を広げるための取り組みを積極的に行っています。また,施設内のクラブ活動に地域の子どもを受け入れるなど、地域との関わりを大切にしています。
◇地域小規模児童養護施設において適切な養育支援が行われています
地域小規模児童養護施設「さくら」では、子どもの日課は食事の時間を除き、子どもの意志を尊重した柔軟なものとなっています。また、町内会や地域住民との交流の場を多く設け、子ども達が社会的ルールを習得するよい機会となっています。
職員が毎食一人当たりの食材の量を詳細に記録しており、子どもの発育に必要な栄養摂取量を勘案しながら、配慮のこもった食事を提供しています。
◇適切な心理的ケアが行われています
施設では心理療法室を整備し、心理担当職員2名を配置して心理的ケアが必要な子どもへ個別的にプレイセラピーや面接などを実施しています。心理担当職員は,担当職員と子どもの日々の生活場面での情報を共有しながら、自立支援計画の支援の内容等を確認し、ケース会議に出席しています。また、児童相談所の心理担当職員との情報交換会を実施しており、連携しながら支援を行っています。
心理担当職員は、「ココロコラム」という資料を作成して、職員の子どもに対する心理的理解が深まるよう職員会議の際に配布しています。
【改善が求められる点】
◇被措置児童等虐待の届出・通告制度のマニュアル整備を期待します
施設では、被措置児童等虐待の届出・通告制度については研修会に参加する等、被措置児童等虐待対応ガイドラインについて職員に周知しています。しかし、その制度についての対応マニュアルは整備されていません。今後、早急に整備することを期待します。
◇スーパービジョン体制の確立が望まれます
施設では、スーパーバイザーを専任化しておらず、主任などが相談・助言を行っています。しかし、自己評価において「スーパービジョン体制が確立していない」「不十分である」との回答が多いことからも今後、スーパービジョン体制を確立して機能させていくことを期待します。
8) 第三者評価結果に対する施設のコメント
宮城県社会福祉協議会の様式による
平成29年度自己評価結果表(児童養護施設)
平成27年 第三者評価結果
平成27年 第三者評価結果の公表事項(児童養護施設)
1) 第三者評価機関名
社会福祉法人 宮城県社会福祉協議会
2) 施設名称
名称:社会福祉法人 ロザリオ聖母の会 児童養護施設 仙台天使園
種別:児童養護施設
施設長名:佐野 督郎
定員:80名
所在地:宮城県
URL:http://www.tensien.com/
3) 実施調査日
平成26年5月1日(木)~平成26年8月26日(火)
4) 総評
●特に評価が高い点
・子どもと家庭の関係づくりのための支援を行っています
施設内には、玄関、ダイニングキッチン、浴室、寝室などを備えた親子訓練室が設置され、土日には、親子宿泊を希望する多くの家族が利用しています。職員は一緒に調理するなどして親子の関係づくりをサポートするとともに24時間対応できる体制をとって支援しています。
・クラブ活動に力をいれています
施設では、子ども一人ひとりが自分の趣味や特技によって自分らしく成長していけるよう、クラブ活動に力を入れています。施設の廊下などの共有部分には、書道クラブや華道クラブの子どもたちの作品が飾られています。
・子どもの意見を聞く仕組みがあります
施設では、子どもの意向を把握する具体的な仕組みとして施設内に「子どもの人権委員会」を組織し、委員会が毎年、子どもたちに対して人権アンケートを行い、それを基に職員が一人あたり5,6人の子どもを担当し面接を行い、生活の改善につなげています。子どもが自由に意見を表明出来るよう、子どもと職員の関係づくりに取り組んでいます。
・業務の基本として標準的実施方法が文書化されています
施設では、養育・支援について標準的な実施方法を「職務要項」として文書にまとめており、職員には年度初めに配布し、説明しています。また、見直しを定期的に行い、見直した内容は職員会議に諮られて説明し、周知しています。
●改善が求められる点
・子どもの主体性を尊重した支援が望まれます
施設では、子どもへの必要以上の指示、制止に対する基準や子どものニーズへの対応の仕方に関して、職員の自己肯定感やこれまでの経験年数により、職員間で差異があるとの認識をもっています。「子どもの力を信じて見守る」という姿勢を大切にし、職員間で話し合いを重ね、共通認識を持った上で、子どもの主体性を尊重した支援の取り組みが望まれます。
・子ども一人ひとりのアルバムを整理されることを期待します
さまざまな生い立ちを持つ子どもたちにとって成長の記録であるアルバムは自己を肯定するツールのひとつとしてとても大切なものです。職員は子どもの気持ちに寄り添いながら、一緒に成長の過程を振り返り、必要なフォローを適切に行いながら、子ども一人ひとりのアルバムを整理されることを期待します。
・マニュアルの整備を期待します
プライバシー保護のために中学生以上は個室と配慮されていますが、職員は、プライバシー保護について、子どもとの日々の生活の中で個々に判断しています。施設として統一したマニュアルの整備は欠かせません。早急なマニュアルの整備を期待します。これ以外にも、支援や安全対策に欠かせないマニュアルの整備が不足しています。それぞれの優先順位等検討され、整備される事を期待します。
・職員一人ひとりの研修計画の策定を期待します
施設における研修計画は、年間に行われる研修参加計画や経年研修計画であり、職員一人ひとりのスキルの水準や知識を把握して、計画されたものではありません。現在、児童養護施設にもとめられている施設の小規模化と地域分散化による家庭的養護の推進、子どもの最善の利益の保障などに取り組んでいくためにも、一人ひとりの研修計画を策定し、人材育成することを期待します。
5) 第三者評価結果に対する施設のコメント
公正な評価をいただきました。施設として力を入れているところや大事に思っているところはキチンと受け止めていただき、また弱いところ、努力不足のところは改善すべき点としてご指摘頂きました。
施設としてはこの評価を率直に受け止め、評価をしていただいた点はさらに充実させ、改善を求められた点は組織として今後計画的に改善に取り組んで行きたいと考えます。今後とも子どもたちの幸福追求のため努力して参りますので、ご指導をお願いいたします。
宮城県社会福祉協議会の様式による
平成27年度自己評価結果表(児童養護施設)